POPが機能する売場づくり──目立たせる設置方法と干渉を防ぐ実践ノウハウ

  1. はじめに:そのPOP、きちんとお客様に届いていますか?
  2. POPが機能しない3つの原因
  3. 売れるPOP設置の3つの実践ポイント
  4. 成功事例:レイアウト改善で売上120%に
  5. まとめ:POPは「作る」より「機能させる」が鍵
  6. 店頭POP設置・検証のご相談はフィクスコミュニケーションズへ

はじめに:そのPOP、きちんとお客様に届いていますか?

「デザインは悪くないのに、思ったほど効果が出ない」
「POPを付けたのに、棚でほとんど見えていない」

販促ツールや店頭施策を担当していると、こうした課題に直面することがあります。
POPは売場の“声”とも言える重要なツール。しかし実際には、店頭での設置方法ひとつで視認率も訴求力も大きく変わるのです。

 

今回は、POPが機能しない原因を整理しながら、売れる棚に変える設置の工夫と成功事例をご紹介します。

POPが機能しない3つの原因

POPが機能しない理由はデザインよりも「設置のしかた」にあります。
どんなにキャッチコピーが良くても、見てもらえなければ効果はゼロです。よくある課題は次の3つです。

 

① プライスカードとの干渉

棚前面にPOPを差し込むと、手前のプライスカードに隠れて見えなくなるケースが多発します。特にレール部分は情報が密集しており、ほんの数ミリの重なりでも文字が読めなくなります。

 

② 視線ラインを外した配置

人の目線はおおむね腰から胸の高さ(120〜150cm前後)に集中します。
この範囲を外れると、POPは視界に入らず“存在しない”のと同じです。

 

③ 周囲と同化してしまうデザイン・サイズ

売場全体にPOPが多い環境では、色・サイズ・形が似ているだけで情報が埋没します。
「他と同じ位置・同じサイズ」では、お客様の視線を奪うことはできません。

売れるPOP設置の3つの実践ポイント

それでは、どうすればPOPが“機能する”ようになるのか。
現場で成果を上げている企業が実践している3つの工夫を紹介します。

 

① 視線をとらえる「ゾーニング設計」

POPを設置する際は、デザインより先に「どの高さ・角度で視線をとらえるか」を設計します。
特に主力商品は、目線ラインにメインコピーがくる位置を狙いましょう。
もし下段の商品を訴求したい場合は、“棚上から垂らすタイプのPOP(ハングPOP)”を使用することで視線誘導が可能です。

 

② 干渉を避ける立体的な設置

プライスカードやレール部分との重なりを避けるには、アームなどを使ってPOPを棚から数センチ前に出すのが効果的です。
POPを“浮かせる”ことで、奥行きと立体感が生まれ、自然と視線が集まります。
また、複数枚を並べる場合は高さをずらしたり、角度をつけたりすることで情報が重ならず整理された印象になります。

 

③ 周囲とのコントラストで差別化

同じ棚の中でも、色とサイズに少し変化をつけるだけで視認率は大きく向上します。
白や淡色が多い売場なら、あえて黒地や暖色系を使用するのも手。サイズも「周囲よりひとまわり大きい」程度で十分です。
派手に見せるよりも、“視界に引っかかる差”を意識しましょう。

成功事例:レイアウト改善で売上120%に

ある食品メーカーでは、新商品の販促POPがプライスカードに埋もれていたため、売場ごとに設置方法を見直しました。

 

POPを15cm前に出し、角度を調整して視線方向を合わせた結果、

・視認率が約1.5倍に向上

・売上が約120%に伸長

といった改善が見られました。

同時に実施した購買者アンケートでも、「POPを見て手に取った」と回答した人が全体の約3割に上りました。

 

つまり、POPは“見せ方”次第で売上に直結する販促要素であることが明確にわかったのです。

まとめ:POPは「作る」より「機能させる」が鍵

POPは情報伝達の手段であると同時に、“売場の設計要素”でもあります。
そのため、デザインだけで完結せず「どう機能させるか」を前提に設計することが重要です。

 

・視線ゾーンを明確にする

・干渉を防ぐ立体的な設置を行う

・周囲とのコントラストで存在感を出す

 

この3つを意識するだけで、POPの成果は確実に変わります。

 

「目立たない」「効果が見えない」と感じたときは、まず“設置の再設計”から始めてみてください。

ただし、どれだけ良い設置設計をしても、店舗に送付した販促物が未設置のままでは当然ながらPOPは機能しません。重要なのは、決められた期間内に、決められた店舗へ、決められた販促物を確実に設置する“実行精度”を担保することです。

さらに、設置した時点で完了とせず、POPが外されていないか・適切に機能しているかを定期的に確認し、必要に応じて補充・メンテナンスを行う運用が不可欠です。

 

こうした“継続的なブランドブロック強化”により、売場での視認性と訴求力が維持され、売上への貢献度は大きく向上します。

つまり、

①実行精度の高い設置 → ②定期訪問による維持管理 → ③検証と改善

この一連のサイクルを仕組み化することが、POP施策を“成果が出る施策”へと変える鍵になります。

 

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