定番棚を突破!ラウンダーのクロスMD提案と売場獲得の極意

  1. 定番棚だけでは不十分!今の小売市場の課題
  2. 客単価アップに直結!クロスMD提案の手順
  3. 現場の観察で見つける!関連販売のヒント
  4. 他部門を動かす!店内交渉を成功させるコツ
  5. 季節催事と連動!アウト展開の売場獲得術
  6. まとめ

消費財メーカーの営業担当者やラウンダー事業を推進する皆様にとって、
「定番棚の獲得・維持」は最も基本的なミッションです。
しかし、商品数の増加や競合他社との激しい価格争奪戦により、
「定番棚を守るだけでは売上目標に届かない」という壁に突き当たっていませんか?

 
そこで重要となるのが、ラウンダーの「現場力」を活かしたクロスMD(関連販売)やアウト展開です。
本記事では、定番棚の限界を打ち破り、店舗の客単価アップにも貢献するクロスMD提案のノウハウと、
店内交渉を成功させる極意を詳しく解説します。

定番棚だけでは不十分!今の小売市場の課題

定番棚の争奪激化と価格競争

現在の小売市場では、新商品の投入スピードが非常に早く、定番棚のスペース争奪戦が
これまで以上に激化しています。
さらに、特売などの価格競争に巻き込まれると、露出量を維持しても利益率が圧迫されてしまうという
構造的課題が存在します。

 

「定番棚の維持」から「定番外の売場獲得」へ

自社商品のカット(カットオフ)を防ぐ防衛策だけでは、前年比を超える成長は見込めません。
売上目標を達成するためには、通常の棚(定番棚)を飛び出し、店舗内のあらゆる場所で
消費者の視線を集める「アウト展開(定番外陳列)」や「クロスMD」へシフトすることが不可欠です。

客単価アップに直結!クロスMD提案の手順

小売業の最大の関心事「客単価」「併売率」に着目する

店舗側がクロスMD提案を受け入れる最大の理由は、「客単価の向上」と
「併売率(ついで買い)のアップ」です。
ただ自社商品を売り込みたいという姿勢ではなく、「店舗の売上総額を増やすための施策」として
アピールすることがポイントです。

 

段階的なクロスMD提案の4ステップ

  1. 店舗データの分析・観察
  2. 店舗ごとの客層(ファミリー層、単身者、高齢者など)や売れ筋商品を把握します。

  3. 「併売の組み合わせ」仮説の構築
  4. メインの購入商品に対して「一緒に買いたくなる商品」を設定します。

  5. 具体的な売場・陳列方法の提示
  6. 「どのコーナーの、どの位置に、どの什器で置くか」まで具体化します。

  7. 効果検証と次回提案
  8. 実施後の売上変化を店舗担当者にフィードバックし、信頼関係を築きます。

 

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「クロスMD提案の研修を実施したい」「店舗交渉に強いラウンダーチームを構築したい」など、
ラウンダーの活用や売場作りに関するお悩みがございましたら、お気軽にお問い合わせください。
貴社の課題に合わせた最適なソリューションをご提案いたします。

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現場の観察で見つける!関連販売のヒント

客動線と買い物カゴの観察から潜在ニーズを探る

成果を出すラウンダーは、店舗の客動線や買い物客の動きを注意深く観察しています。
消費者がどの通路を通って、どの商品と一緒に何をカゴに入れているかを見ることで、
データだけでは分からない「関連販売のヒント」が見えてきます。

 

意外な組み合わせによるクロスMD成功例

  • 精肉コーナー × ソムリエ風おすすめワイン
  • 「ステーキ肉」の横に、相性の良いワインをアウト展開し、週末のプチ贅沢需要を喚起。

  • 日用品コーナー × 季節の予防ケア商品
  • 花粉症シーズンに、ティッシュペーパーの横に「のど飴」や「目薬関連グッズ」を展開。

  • 青果コーナー × 調味料・ドレッシング
  • 今が旬の野菜の隣に「専用のタレ・和え物の素」をフック陳列し、メニュー提案を実施。

他部門を動かす!店内交渉を成功させるコツ

クロスMD最大のハードルは「他部門(他カテゴリー)との調整」

例えば、加工食品メーカーが青果売場や精肉売場に自社商品を置かせてもらう場合、
最大の障害となるのが「部門間の壁」です。
「自分の部門の売上にならない」「管理や補填の手間が増える」と
難色を示されるケースが少なくありません。

 

他部門担当者を味方にする交渉術

  • 他部門の売上(粗利)貢献を数値で伝える
  • 「この調味料を並べることで、メインの精肉(高単価商品)の買い上げ率が○%上がります」というストーリーを提示します。

  • 在庫・補填の負担をラウンダーが担う姿勢を見せる
  • 「商品の補充や仕入れ管理、棚のメンテナンスはすべて担当ラウンダーが行います」
    と伝えることで、相手の作業負荷の懸念を解消します。

    季節催事と連動!アウト展開の売場獲得術

    カレンダーマーケティングに合わせた早期仕込み

    お盆、ハロウィン、クリスマス、年末年始、ゴールデンウィークなどの大型催事は、
    店舗にとっても大きな稼ぎ時です。
    イベントの1〜2ヶ月前から店舗担当者と打ち合わせを行い、催事コーナーでのエンド陳列や
    島陳列(大量陳列)の枠を確保します。

     

    アイキャッチになるPOP・専用什器の活用

    アウト展開でアイキャッチ効果を高めるには、一目で提案内容が伝わる販促ツール
    (POP、スイングPOP、専用ハンガー什器など)の活用が効果的です。
    「今日のご飯に悩む消費者」に直感的にアプローチできる売場を作り込みます。

    まとめ

    定番棚の競合が激化する現代の消費財マーケットにおいて、
    売上を拡大させる鍵は「定番外への露出」と「クロスMD提案」にあります。

    ラウンダーが現場で得た気づきをもとに、店舗側のメリットを考慮した提案を行い、
    他部門との協力関係を構築することで、これまで獲得できなかった
    新たな売場を生み出すことができます。
    ぜひ本記事のポイントを参考に、現場での売場獲得・クロスMD提案を加速させてみてください。

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